コロナ禍前、シュタゲ(シュタインズ・ゲートというアニメ)で使われたニキシー管時計が一時期流行った(13年前)後の話でIN-9というニキシー管(旧ソビエト製)で作られた中華製サウンドバー(NOBSOUNDという会社が作ってる)マニア向けの製品があった。
当時は電気的知識もあまり無く、あの感じは良いなぁ。欲しぃなーと思いつつ、親父殿のことがあって地元と東京を往復していた忙しい時期なので自分の欲しいものは横目で見ていた。
これじゃ、飛行機代持たないや、などと年末に実家に帰り、病室で愚痴を言っていたら親父殿が超珍しく株主優待券(ANA)を渡してくれたので正月に戻る時に遠慮無く使わせてもらった。
通常料金の半額で使えるので自分の予約をキャンセルし、大判振る舞いでたまたま空いていた当時のプレミアムクラスにアップグレードした。株主優待券の使用者と同じ名字だったのが効いたのか空港内では、あからさまに他の乗客と比較しても待遇が違った気がした。
飛行機に乗り込むと、客室乗務員がコートと荷物を預かってくれ、何かを手渡してくれた。その後、直ぐに一流シェフ監修の機内食が用意され堪能していた。たしか、飲み物は全部無料だったような気がしたが疲れていて食後の珈琲とオレンジジュースを飲んだ後は大きめのシートで寝ていて起こされたのは着陸直前だったと思う。。客室乗務員が一人付くような感じでJALのファーストクラス(国内線)より良いのでは?な待遇であった。(今回、各航空会社のHPをみたら食事がかなりお粗末になってる気がする)
自前でプレミアムクラスは頼んだことがなかったのでホテル並みの待遇に驚いていたが、結局、使ったのは人生でこれが最初で最後だと思う。
後で姉貴に聞いたところだとこのチケットを親父殿は換金屋で売っていたらしく全然お金にならないとこぼしていたそうだ。
そりゃ、東京で売れば結構なお金にはなるかもしれないが地方の田舎じゃ無理。
姉貴の口添えで当方にも回って来たと言うわけだ。とにかく姉貴には優しい(甘い)親父殿なのだが当方には確実に厳しい人なのだ。帰省すると何かとたわいもないことで喧嘩になっていたような気もする。
たぶん、姉貴の口添えがなかったら、一生回ってこなかったと思うし、この後も引き続きなどと甘い考えでいたら、あっという間に親父殿は星になってしまった。
それからはもうコロナ禍を挟んで長男の役目を腹一杯という状況で、気が付いたらそんな商品は売り切れで次世代のニキシー管風のサウンドーバーに変わっていたし、ロシアはもうウクライナとの戦争中なので二度と手には入るまいと思っていた。
何か知らないけどヤフーショッピングの1000円分のボーナスチケットがよく当たるので何か無いかなぁなどと探して、何気に見たら在庫が復活してるのではないか、たぶん、不良在庫かなにかなかは分からないがもう支払いは気にせず速攻でポチり。8,999円というコロナ禍前の値段で購入した。届くのが楽しみである。現在は次世代モデルに変わってる(トビラの絵の左側)がVU9と謳ってるがたぶんLEDなので欲しくもなんともない。
一つ気がかりなのはその販売店が旧モデルは販売停止していて、次世代モデルを薦めている記述が残ってるのに販売しているのだ。願わくは購入したものが間違いでないことを祈るばかりである。
→ 先ほど発送連絡があり、嬉しくて販売ページを見たら、また残っているが値段が?
次世代モデルと同じになっていた。当方はお得に買えたようだ。ラッキー。
でも、次世代モデルと同じ値段だと大抵の人は旧モデルを買うと思うのだが・・
ちなみに大陸のNOBSOUNDの代理店ではまだ旧モデルを売っているようだが、中国からニキシー管を送られても無事である保証は全くないと思います。
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