押入工房 試作開始

NICE BOAT 雑談
NICE BOAT

個人ユースの3Dスキャナを購入して、結構使えるじゃん。もしかして3Dプリンタももう使えるのでは?と思って探し出したのが大分前。3Dプリンタが企業モデルで出始めた時、当社も某事業部がプリントサービスを提供するため、テスト導入を行っていましたが、開発室に割り当られた会議室から異音や怪音が響き、速攻で中止になった経緯があります。あれから10数年がたって個人ユースでも使えるプリンタが出てきて今回購入した訳ですがやっとテスト印刷出来ました。

最初は定番の船です。生分解性素材で出来ていますが、カッチカチの船です。
お任せ設定で印刷しましたが側面の積層の荒れもなく綺麗な仕上がりです。

次に印刷したのは3Dプリンタに必要な装備品類です。
通称うんこ入れ(汚いって)
フィラメントの出し始めや多色印刷時の切り替え時にフィラメントゴミが放出されますが装置装備の受けでは完全に漏れてきます。そのためのゴミ箱です。装置に装着して使います。
赤色のフィラメントで作成してます。

二分割されていて、装置に固定する部分とゴミが溜まるカゴ部分を引き出す設計になってます。
赤が綺麗な発色です。


スクレーパーの歯が備品として装置に添付してありましたが柄の部分は作る必要があります。
こちらは最初の指定と異なり紅白の2色印刷で作ってみました。


次に昔、設計した部品を印刷するか?で大きな問題が発覚、今まではDMMに発注していたのでサポート材のことも接地面のことも何も考えずに設計していましたが、今後は接地面やサポート部材、積層面のことも考えないとダメです。
専用のスライシング(スライサー)ソフトウェアに以前作ったYPVSインジケータのステーを展開して、あれこれ触っている時に気付いてしましました。
積層していく3Dプリンタですから、接地面が小さいと印刷中に接地面が剥がれ、積層基準がズレるためぐちゃぐちゃになります。基板を両側から掴む格好にしていたので、底面は僅かな接地面積しかありません。完全にYPVSインジケータのステーも作り直しですね。
接地を考えた部品を作ってからそれに合う基板を作る。手法はどうでもいいですが、完全にトホホな状態です。

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