ヒューズボックスの話3(回路確認とリレー追加)

ACC用リレー選択 雑談
ACC用リレー選択


作業をしたいのだが、じぇんじぇんと言って良いほど時間が取れない&ゲリラ豪雨に遭う。
コロナにも遭遇してしまいスケジュールがトコトン、ズレズレになっている。
車検も先日終わったので換装しようとして、当方が使用している旧ハイサイド製のハーネスに使われているヒューズボックスの接続が250型の4ピンオスとメスが両方使われているがこれが逆爪タイプなのか一般的なものか不明。分解した結果がこれ、といっても単に引っ抜いただけなんですけどね。

問題は予想と大きく違っていたこと。なんと両方ともオスコネクタ。まんまと外面に騙された訳です。

メイン配線まで予想を覆す状態。 
ヒューズが横に入ってるとは想像すらしてなかったし、予備ヒューズの端子が剥き出し。
これは早めに換装しなきゃ。

ということで全部端子の配線を切って付け直す作業が出てきた。
要は38200-KFG-010のコネクタはメス、作業を実施するには全部オスメス逆と言うわけです。
コネクタは流用が出来ないので切断して廃棄します。

ちなみに38200-KFG-010元配線は以下のようになってます。
ソケット側から見たコネクタの模式図です。
6ピン110コネクタ(メス)
① ② ③   ①黒/茶 ②黒 ③緑/黒 ④赤/黒 ⑤青 ⑥ブランク 
⑥ ⑤ ④

4ピン250コネクタ(メス)
① ②     ①赤/黒 ②赤/黄 ③赤/黄 ④赤
④ ③     ②は ヒューズソケット側③④ ③はヒューズソケット側⑤⑥に該当します


手元に250型4ピンコネクタがなかった&一般の企業はお盆休みというのでので少々割高ですが手軽に買えるAmazonを利用しました。買ったものはエーモン(amon) カプラー4極 (ロック付) 250型 1124(リンク先はエーモン) 250型4ピンコネクタ逆爪 96189 オス側にロック爪(リンク先はデイトナ)、残りはギボシ端子に変更とします。あくまでもハイサイドさんのメインハーネス対応なので時間がある方やこれから作業と言う方は配線コムさん等でお盆明けにオスメスセットを買う方が安いと思います。

外部ACC化に向けて用意したリレーがトップ写真のもの(実売1個300~800円)。エーモン製の一般的なリレーと比較してますので大きさの違いがよく分かると思います。このサイズだとヒューズボックス側面に貼りつけて使用しても全く問題無いサイズ(縦13横12高10mm)。小さくて使い勝手はとても良い。 仕様は14VDC 25A 消費電流約50mAとのこと。10A程度の常時接続にはもってこいです。 SANYOU製(SARK-S-112D)小さいですが自動車用リレーのこの製品を経由して外部ACC回路を設定します。後で分かったことですが、写真の小型リレーはエーモンでも販売していたリレー製品と同じ部品ようです。エーモン(amon) コンパクトリレー 5線(5極) DC12V車専用 3234(リンク先はエーモン)。

実際の配線例
① 青:コイル(+)  リレー回路のコイルの逆起電圧保護のダイオード1個(1N4007)
② 黒:コイル(GND)
③ 赤:COM(コモン)
④ 黄:NO(ノーマルオープン)


以前、換装用ミニブレードヒューズボックス6回路分の割り当てを①にメイン20Aを割り当て、②は単独予備回路、当方の予定ではドラレコまたはETCとしてましたが、ドラレコに待機電力が必要なことが分かり、ドラレコは現状配線から小変更に留め、ETCの電力消費も少ないためにこちらは内部ACCに接続、②は完全に外付けリレーを使った予備回路とします(グリップヒータとかに使えるかな?)。③④の共通回路AにはヘッドライトとYPVSを割り当てる(15Aと5A)⑤⑥の共通回路Bにはシグナル※と内部ACCを割り当てる(5Aと10A) 外付けリレーの電源は内部ACCで動かします。※シグナルが純正10A→5Aになっているのは純正灯火類をほぼLEDに換装しているので変更した。シグナルラインを内部ACCとして共有しているのは既にフロント側のシグナルライン(照明)から別電源回路を取得してるため。

⑥のブランク配線(内部ACCに割り当て)の末端はギボシ端子として処理しドラレコの電源監視やETCの電源を取ります。
合わせてリレーのプラス(青)を繋ぎ混みます。マイナス(黒)は車体側のアースと接続。
リレーのCOMとNOはヒューズボックスの予備回路に引き込みます。
(このリレーに使った配線色はエーモンのコンパクトリレーの配線色仕様と合わせています)

選択したリレーはC接なのでCOMとNOとNCをそれぞれ持っています。通常の使い方はNOを使ったA接ですが、キーOFFの時のNCを使ったB接での盗難防止機器の電源として動かせたり出来ます。
切替が出来るようにここはギボシ接続にする予定ですが、一般的な使い方と異なるのでNOにダイレクト接続した方が良いかなとは思います。(キーON時に使える単独予備回路)

面倒な方は単独予備回路にリレーも何も接続せずに単純に予備ヒューズ置き場としても良いかと思います。

車体側のコネクタ配線(ハイサイド製ハーネス)も確認が出来ました。
SINGNAL ①(茶) 15A ②(茶)   ③(茶) 15A ④(赤/黄) HEAD
YPVS   ①(茶)  5A ②(茶)   ③(赤網)20A ④(赤)  MAIN

SINGNAL①とYPVS①とHEADの③は共に茶ですが、こちらは共通茶(各導通あり)で反対側が各回路用の茶接続(メインキーとヒューズを経由した常時プラス)になります。反対側が回路に繋がるかの確認は SINGNALであれば②の茶とメータの電球などの茶と導通が取れるはずです。それで確認出来ます。同じくMAINの③の赤網もバッテリのプラスと導通が取れることで回路が間違ってないことを確認出来ます。ハイサイド製のヒューズボックスでは左がINでOUTが右端子になります。 

純正ヒューズボックスも同じように調べると簡単に配線接続先が分かるようになります。

頼んだコネクタが来たら次は実作業です。
長くなりましたが次回は配線加工してミニブレードヒューズボックスを取り付ける作業となります。
当方のお盆休みは終わりましたので車載作業自体は来週以降になります。
熱い日中は車体側の作業は出来ず、早朝以外出来ないので困ったもんです。

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