ハンドルスイッチ変更計画 その2

ドナーとなったZZRスイッチ バイク
ドナーとなったZZRスイッチ

20年以上前に京都にあったKR○グループという会社の出品物、入札の釣り上げやイオン無しという独特の言い回しをしてゴミバイク(水没車とか)を売りつけていた悪徳業者がいて、ヤフオクや2ch界隈では有名だった。ヤフオクで実働とか完動品という言葉は鵜呑みにはしないというのは基本、鉄則である。
ハズレても大きな気持ちで対応するのか紳士の嗜みであるが実際に当たると気が萎える。

前回の続き、ハンドルスイッチ変更計画であるが危うく頓挫するところであったが、男カワサキの変更しない基本設計に救われたという話。

頼んでいたコネクタ類が届き、ZX14Rの左スイッチとRR用変換ハーネスを作るために各部をチェック作業をするべく準備段階でいた。コネクタ類は住友電線のHMシリーズ090型で合っていた。
配線コムさんに発注ついでに、OSR-CDIに付ける250型コネクタ9ピン仕様、月猫変換ハーネス用コネクタを追加で買おうと探すが、ラインナップにはない。慌てて探すがないのでどうしようかと思い始めていた時に、配線コムさんからの納品書の型番を検索すると商品ライナップに出てくるという仕様になっていた。
危うく諦めるところだったが、たぶん、メニューにないことろをみるとラインナップから外すのであろうと思い、多めに発注しておいた。

そんなこんながあって、前回サービスマニュアルからZX14Rのハンドルスイッチ図を転記したが配線色が異なっていたので年式によって多少異なるようだ。
今回の落札した年式(2012)にそったスイッチボックス配線図をこちらに差し換えておいた。


ZX14R 左スイッチの純正コネクタ配線の調査結果である

当初、ホーン配線の一つかと思われていた外出し2本の配線(黒※と黒/赤※)はクラッチスイッチ側でスタータロックアウトスイッチのための配線で、外出し2本が10ピンコネクタの2本※印に繋がってるだけの配線でスイッチボックス内の配線には何も関係のない配線であった。
要は飛び出し防止(安全回路)のいち機能なのでRRには使わない。

配線チェックの最中、何度やってもホーン配線の茶/白と黒/白の導通が出てこない。
こりゃ、完動品として購入したが問題がありそうだ。として再度分解する。

ホーンスイッチのアップ写真。
あからさまに部品が足りないというか、中の接点の高さが足りない。
これじゃ押したところで接触面が低すぎて、ホーンは鳴らないだろう。
分解して接点を作れば良いのだろうが、何度見てもこれより先は非分解、分解すると二度と復活出来ないような気がする。どうしようかなと思っていたら、カワサキ系のハンドルスイッチを大昔、入手していた気がしたので発掘すると今回はすぐに見つかった。ZZR400のハンドルスイッチである。これはRoom29Lにネタとして当時上げていたのでどこかに記事として残っていると思う。買っておいて良かった。分解すると驚くことにホーン部分は位置合わせの切り欠きまで全く同じ部品が使われていた。

トビラの写真はドナーになってもらったZZR400のハンドルスイッチ(中古なのにとても綺麗)を分解すると、ホーンボタンの他、ハザードボタンスイッチ以外はZX14Rのスイッチと同じ部品が使われていたという正に交換部品の宝庫であった。
ここまで設計が変わらないのは良いことなのか、それとも悪いことなのか、今回は良い方に転がった。ただ、ZX14Rは中国製、ZZR400は日本製だと思われるくらい、内部の作りや部品の設置などZX14R用よりは作りがとても綺麗。さすが国産という感じでした。ZX14Rの方は中がちゃちいので両者を比較するとしない方が良かったと思えるくらいの差がありました。

その他、気になった点は現在はヘッドライトが常時点灯方式なのでディマースイッチのHIしか配線が用意されていない。LOW側の接点部分はあるが配線が省略されていた。
仕方が無いのでZZR400からディマー部品を追加換装するか、配線を追加するかの選択になる。

手間を考えたら、配線を追加して空きピンに挿入した方が楽であるので配線を追加することにした。オスピンの予備あったかな? 後で考えよう。
4スト、常時点灯方式のハンドルスイッチなのでRRとは違いがあるが、微少な違いだったのでなんとかなるだろうと思う。

RZ250Rのサービスマニュアルは複数所持しているが当然RR部分はよく使うので分離してる。
探すとRRの配線図だけないので、手持ちの画像データで確認した。

RRの左スイッチコネクタ部のまとめ 110型9ピンが使用されている。


これに合わせて変換ケーブルを作るだけだ。実車にフィッティングしてちょうど良い長さを確保しようと考えているが、今月は作業時間が取れずに無理そうだ。その他、ここにはLED化に伴う延長コネクタが既に刺さっていてダイオードなどを仕込んでいる。延長コネクタを外すことで純正配線に戻せるように加工している部分があるが、当然、仕込み具合を忘れているので換装時確認が再度必要かと思われます。次回、ポジション追加機能部品製作に合わせ換装した姿を見せられたら良いかと思いますね。追加スイッチも3接点あることだしメニュー切替とか、いろいろ使えそうですがこちらは取りあえず後回しです。

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