ヒューズボックスの話2(事前準備)

ミニブレードボックスに換装 電子工作
ミニブレードボックスに換装

う~ん、写真の撮り方下手だな。遠近感がなくて同じ大きさに見えるぞ(爆)

RZRの純正ヒューズボックスはメイン、ヘッドライト、シグナル、YPVSという構成でそれぞれ20A、15A,15A、5Aと言う管ヒューズでの構成である。詳細は下図参照。

この管ヒューズというのがくせ者で管ヒューズ自体は過去から使われてるので頑丈ではあるが、その保持装置自体(ヒューズホルダの金属部分)が大抵グズグズになっていてある日突然壊れる。

当方は昔、夜の裏道走行中にこの状態に遭遇し、走行中なのに電装がいきなり全部死亡という状態になったことがある。走行中にいきなり灯火類が消えるとびっくりする。
エンジンはフラマグなので止まりはしないが何が起こったのかは解らず、後方に車両がいなかったのでよろよろと路側帯に逃げ込んだ記憶がある。取りあえずヒューズだということでヒューズボックスを開けるとメインヒューズが外れて転がっていた。街灯の明かりでなんとか見るとホルダが割れていて保持出来なくて転がったようだ。ヒューズを見ると切れてなかったので管ヒューズの金属部分にタバコの銀紙を巻いて(まるで漫画の世界)大きくして無理矢理はめ込んだ。半信半疑だったが電装が復活し恐る恐る走行しながら無事帰宅した。それからブレードヒューズ化を考えて換装していた。このあたりの話は29Lの掲示板に書き込んでいると思うのでどこかで見たことがあるかもしれない。当方がタバコを喫煙している時代なので今から20年以上前の話。

回路的にどうなってるかというと、メイン以外は共通しており、ヒューズを介して各ヘッドライト、シグナル、YPVSに繋がっています。ブレードヒューズ化するときにメイン回路を独立1回路を配線2本で作り、後は共通で1本、各回路に3本で3回路として8本ある配線を6本しか配線していませんでした。

ヤマハの電装回路(ヒューズ抜粋)



純正の管ヒューズ写真(参考)



今回、換装する予定の38200-KFG-010 構成接続を説明します。

①~②単独回路 2回路
③~④共通回路A
⑤~⑥共通回路B
上記写真で装着されているヒューズは予備ヒューズ
①~②の右側端子は独立しており各配線は①と②には(1.25~1.5sq)に接続されています。赤 赤/黒 (下図参照)
①~②の左側端子は独立しており各配線は①と②には(0.5~0.75sq)に接続されています。緑/黒 黒
③と④の右側端子は内部で繋がっており配線は③(1.25~1.5sq)に接続されています。赤/黄
③と④の左側端子は独立しており(0.5~0.75sq)がそれぞれ繋がっています 青 黒/茶
⑤と⑥の右側端子は内部で繋がっており配線は⑤(1.25~1.5sq)に配線されています。赤/黄
⑤の左端子は独立しており(0.5~0.75sq)がつながっています。赤/黒
⑥の左側は端子もなくブランク設定になっています。
~となっているのは正確なサイズが不明なため。

計画 
⑥の左端子を設定し端子と配線を追加する。
①にメイン20Aを割り当て、②は単独予備回路(当方の予定ではドラレコまたはETC)
③④の共通回路AにはヘッドライトとYPVSを割り当てる(15Aと5A)
⑤⑥の共通回路Bにはシグナルと内部ACC※を割り当てる(10Aと10A)シグナル系はLED化済み
※内部ACCはリレー回路を使ったACC回路(外部ACC)と区別のための名称とした
当方はハイサイドさんのビューズボックス用コネクタが存在するため、IN側は配線組み替えでそのまま使用し、OUT側は配線を切ってコネクタに接続予定です。


場所の候補
①テールカウルの先っちょにあたりに載せる。

②バッテリケースの横に縦で押し込む(結露のせいかあちこち錆びてますね)

③配線が長いのでリアの小物入れという考えも出来ますね。

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