ポイント式点火と電気タコメータ

継続評価中のV2系改造基板とほぼオリジナル基板 電子工作
継続評価中のV2系改造基板とほぼオリジナル基板

前回の続き、バイクの点火方式がポイント式の場合、電気式タコメータは取り付け出来ないと大抵の社外タコメータは注意書きがあります。
一番の理由はタコメータが受けるノイズがタコメータに影響を及ぼして正しい動作が出来ないからだと言われています。ただ、古今東西の苦労した人の内容を見る限りは個別に対応すると問題は解決しそうです。電気にまとわりつくノイズという見えない敵をオシロスコープという武器を使って削除解決していくという少々ハードルが高い処理を実施します。
何が問題かと原因を探り、その原因を絶たないと直らないのはバイクの修理と同じ。
対策が少なくて済むよう考えられる分の準備だけは前もって対策しようと考えます。

まずは一番の問題となるインターフェースの作成。
CDI点火と異なるのでインターネットの海を彷徨い、良さそうなインターフェースをでっち上げる。ステップタコに繋ぐ。ステップタコのファーム改造(プログラムを最初から試す)は同時に実施。ステッピング化は換装が確立しているがそこからの先の問題は今の所プログラムにあるという理由で並行対策をする(要は対抗するための時間作りというだけ)

今回は安易にフォトカプラを介在させて発生源から来るノイズに大して対策を実施する。
昔安く買ったシャープ製フォトカプラの当時物が見つかったのでこちらを先に消費。モールドの材料が現在と違う(他の選択枠はOSR-CDIに使うTLP785)。動くかどうかはテストで確認するが、ここ(東芝のフォトカプラ教育サイト)をみてフォトカプラの足りない知識は勉強する。
使うセンサーは電磁誘導で電流を取り出すための電流トランス、巻き数が少し多いと思うが適切なものが見つからないので取りあえずこの製品シリーズをチョイス。基板用だとバイクの配線が分からず分離が出来ない場合も考え多少高価だがクランプ式を使う(市販だと1500円くらい)。実はコロナの前に仕入れたのでサンプル価格以下だった。もっと数を購入しておけば良かったとは後の祭りではある。動作原理はこのあたりの文献(英語)を読む。
電源部はいつもの9V足りない電池から3端子を使う。
市販のステップタコまたは純正タコを繋いで動作のテスト確認出来れば良いが、最初はブレッドボード上に仕上げたインターフェース回路を使ってオシロでの状態の確認になると思います。

ヤフオクで探したジャンク品のメータ(多分T8016A仕様)を落札し、市販品のタコメータもクーポンを使って安く購入した。これらは3HM純正タコが入手できない場合のフロントーサさん向けタコの改造用モデルと自分の勉強用として市販品を購入。折角作るのだから今後の知識の糧となることを期待しています。完成したらフロントーサさんへ高く売りつけよう(笑)もうどこから入手してるかな?

純正タコメータのテスト用にと車載のOSR-CDIを外して見たら、自分の想像とは大きく異なっていて中身がV2系のステップタコ用改造モデルだった(ハード改造を行っているのでフロントーサさんのOSR-CDIとは全く違う派生モデル)今回のタコメータテストには使えない。急遽、その辺に転がっていたV1.4.1の純正RRタコメータ向け改造モデルの予備(要は現在のV1.5系モデル)のOSR-CDIを引っ張りだしV1.3.0bの改造ファームをいれよう。

トビラの写真。
青基板 基板はV2系、燃えてしまうオリジナルFETの使用をやめ、耐性が高いFETを導入。オプションポートもファーム改造のバックアップとして独自改造、ファームもV2系改造(中身はV1.4系に近い) 現時点の車載用になっていた。
黒基板 基板はV1.4.1、ハード構成はV1.5系、ファームはV1.3.0b改造
RRタコメータ問題の時、予備に作って忘れられた存在。

当日に気が付いていたらパニックになっていたとこだ。
評価内容に関して同時に複数走ってるので何が何だか分からなくなってきた。
このような失敗を犯さないために次回からケースに情報を書こうと思う。

勉強になるサイトリンク(宮崎技術研究所

とここまで大風呂敷を広げたがよくよく確認すると、バッテリ式ポイント点火だと思っていたT125はフラマグ式ポイント点火だったということでした。
ありりゃ、インターフェースを再度考えるのですが、基本は漏れ漏れインターフェースと同じです。回路を最適化するだけになりましたとさ。
今回のインターフェースはバッテリ式ポイント点火のノイズ対策向けだったのですがフルトラ式点火のバイクにも使えるハズなのです。将来CBX1000を持った時に付ける電気タコメータのインターフェスとして使うぞ!_| ̄|○

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