ステッピングタコメータについて

3つ動かそうとしたアホな人 電子工作
3つ動かそうとしたアホな人

トビラの絵は実車でのテストが少ないため、過去の動画から引っ張り出して貼りつけていて、数々の机上テストで取りあえず方向性は固まりましたので後は製造設計にはいります。
薬師丸さんのタコメータ針が安定しない件の大半はノイズではなく、タコメータの動作をソフト的に俊敏にしたことによりエンジン挙動がそのまま見えていただけだと結論づけました。

多少ノイズの影響は受けることと脱調が高回転で起こるので評価の元となったシングルパルスに変換して様子をみることにしました。念のため、動作の元となるファームウェアは2パターン提供予定です。
俊敏な動作と純正より動きは早いが前者と比べると緩慢な動きの2パターンです。
後者はタコメータ設計を初期に実施していた時の動きとほぼ同じです。

元の回転数を半分にする機能とその他シフトアップインジケータなどのオプションを載せソフトウェアが熟成するまで機能切替えを可能とします。
付加機能も集積度を増せば基板1枚に収まりますが、一般の人がハンダ付け出来ないのでサブ基板化しました。今は、サブ基板も22mm×55mmのサイズでケース内に収まる設計していますが、メイン基板と同じようにサポートベースに固定出来るように形状変更を加える予定です。

RZ・RZR初期型に見られる機械式タコメータは取り付けの内部構成が似通っているため、基板を共通化してサポートベースも共通化したいところですが、純正メータ板の取り付け位置の関係で共通化出来ません。サポートベースは専用とし基板だけ共通化としますが内部照明筒を避けるため、形状を工夫し取り付け方法で区別します。RZR以外はIGコイルの一次線から取るインターフェースに変更します。RZとその他は実車からのフィードバックで3XVの純正インターフェースと同じような回路で動くこともわかりました。また、CDI点火以外はハイテンションコードをセンサーとしてこちらかから回転数を取るのが合理的だと判断しており、今後は別のインターフェースを取り付けて汎用性を見ようかと考えています。
その他、今は、インターフェース部分の回路をメイン基板側またはサブ基板側に持たすか検討中です。

オプション機能はシフトアップインジケータですが、動作範囲指定を入れたためアナログで処理するかデジタルで処理するかこちらも検討中です。シフトアップインジケータの派生で作ったLEDバータコメータも提供予定です。こちらはセンス先をYPVSに変えれば昔流行ったYPVSインジケータ?モニター?となります。

また、DMMでの原材料の値上がりに伴い、サポートベースの原材料としていたMJFのでプリント費用が25%程値上げしたので、DMMで新素材として発表された安価なナイロン系を使用して製造しています。
それに伴いデザインガイドラインが変わったため、一部設計を変更しています。今後他のサポートベースの変更も順次実施する予定で、薬師丸さん向けテストを先行させるべく今回はリブ等を付けずに以前と同じような設計で構造と耐久性をみるため3Dプリントに試作品の製造を依頼してます。



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