リフロー序曲

ステンシル 電子工作
ステンシル

リフローとはリフローはんだのことであり、基板上にクリーム状のはんだを印刷(塗布)し、その上に実装部品を装着して、はんだペーストを高温の炉で溶融してはんだ付けを行う方法とあります。
前回アリエクで買った汎用加熱台が高温の炉になります。
基板上にクリーム状のハンダを印刷などの高度な技術も装置もないので自作派は基板作成を頼むときにステンシル(基板のハンダ位置に穴が空いた金属板・プラスチック板)を使って手動でペースト状のハンダを塗布します。

頼んだ基板のうち、温度計と水温計は表面実装部品を使っており、表面実装部品も小型化が進んで老眼の目にはハンダが難しくなってもう耐えきれないと思ったのでリフローに一部シフトしてみました。
理屈を付けてますが完全に趣味の延長ですね。ただ、リフローを失敗して手半田に戻った時でもハンダ付けできるよう少し大きめのフットパターンにしてます。その他、基板面積を稼ぐ意味でステップモータ基板の主要部品を表面実装部品に変更してみました。全部でも良かったのですが、自作可能な手半田が可能なところまでに留めるという意味を含め一部だけにしています。なので、こちらはリフローではなくてもコツは必要ですが半田付けでも可能なサイズです。

基板が来たのでリフローする前にプログラムをコンパイルして、PICに焼こうとするとビルドが通りません。構文エラーです。MPLAB X IDE V5.3で通ってV6.2では通らない(正しくはXC8 V2.46なのですが・・)。10分ほど悩んで大先輩である後閑哲也氏の本を読み返します。答えがありました。これこれ、C90モードに切り替えてないや。毎度、インストールすると同じ事の繰り返しです。学習能力がないねぇ。コンフィグを探すとやっぱりC99のままでした。ついでにPICkit3への電源を5V出力に固定します。3.3VのPICは1個しかないし当面、使わないので固定にしておこう。
IPEで書き込むときに毎回、アドバンスで設定し直すのも大変だし、ついでにKOSOセンサー用のファームも追加で自分用に書き込みます。

このタイプのKOSOセンサーは偽物が大量に出回ってるので正規品では偽造防止のホログラムシールが商品に貼ってあります。前はうっかりデータ取りの後、汚部屋の掃除の際のこのセンサーをゴミに出してしまうという失態を犯し再度購入に至ります。暫く欠品していたので入手までに時間がかかりました。

ただ、実際に使えるか、RZRには試していません。たぶん、刺さるだろういう先走った行動してます。

無事、SSOPサイズのPICに書き込みが出来ました。この後、迂闊にも2個机上から紛失するのですが、これはよくある二の腕に張り付いていた。あるあるです。無くさないで良かった。


はんだペーストを塗布する前の下準備の下準備、 お隣の国からハンダペーストが届かないので仮の練習です。不要基板で回りを押さえた上で高さを同じにします。
これをしないとステンシルが平面にならないし、基板が動くんだよね。
基板に固定のために切り欠き入れたから、次回から治具を作っても良いかとも考えた。
ただ、失敗したと思ったのは、最初から円形形状は練習には向かないよね。
と、これが水曜日の予行練習。



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