燃えていた白タコ

お焦げ 電子工作
お焦げ

朝方の大雨で目が覚めた。東京は予報通りの雨。
起きて昨日の続きをしようと、薬師丸さんの1KTタコと自分のバラバラ白タコ基板を比べていて回路が少し違うなぁと思いながらふと、薬師丸さんの壊れた白タコの駆動部を支えるプラスチック部分に何か飛び散った後があることに気が付いた。
本来はここは乳白色なのに、画面左には茶色の汚れたようなものが。。。

メガネをかけてよく見ると、なんぞこれ~。燃えてるじゃん。
割れていたコンデンサに目を取られていて昨夜は気が付かなかった。
賢明な諸君なら手前の抵抗器の基板が黒く変色しているのに気が付くだろう。
左の茶色の汚れはコンデンサの中身が噴き出した後なのだろう。
手前の抵抗器の文字が綺麗に真ん中だけ消えてるのは経年劣化ではなく、熱で文字が燃えて消えてしまったのだ。真ん中に熱が加わった後が帯状に残ってる。
ここは電源入力部直下なので過電圧が加わってしまって焼損したのだと思います。
最近はメガネをかけずに仕事するのでこんな初歩的なミスを犯してしまった。

この部分は全部入替かな? 
だが、真ん中のZD(ツェーナ)がわからない。というのも問題の白タコと手持ちのバラバラ白タコ基板と思われるもの部品番号から推測する値が倍近く異なるのだ。と、分析と調査を進めていたら、あることに気が付いた。これ両方の部品が少しずつ違うぞ。
形状や使ってる部材は同じのような気がするが抵抗値やコンデンサの値が少し違うしパルス入力部の抵抗値が大きく違う。もしかしてこれ、FZ750用のタコ基板じゃないの?

ごそごそ、ジャンク部品を探したらありましたよ。
本物の1KT基板と思われる基板が。。。。抵抗の値も使われている部品も同じ。
最初から違う部品を比べていたのか粗忽なおおボケ野郎である。
修理はニコイチで何とかなるかもしれない。これなら有効活用が出来て部品代もかからない。
T2295Aがどっちも壊れていないことを願うばかりである。

残念ながら本来の目的であるタコ入力部は全く参考にならなかった。
FZ750用の基板はパルス入力から18KΩの抵抗を経由してT2295Aの2ピンにダイレクトに繋がっていた。1KT用はというと100KΩの抵抗を経由してこれまたT2295Aの2ピンにダイレクトに繋がっていた。
このTOSHIBA製T2259Aは80年台のバイクや車のメータには沢山使われていた形跡はあった。
TOSHIBA製T2295Aの文献はほとんど世に出回って無くて、昔はあったのかもしれないがほとんどが旧ジオシティーのリンクで使えなかった。

中華製のT2259Aという部品が存在しているが、中身は電源系の部品のようで、海外のバイク・自動車掲示板ではフェイク扱いされていた。

悔しいので2スト用の古いタコかとか社外品のタコを分解して入力部分の対応を考えるとしよう。また、少し後退したような気がするのは気のせいか(T_T)

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