キックできないといろんな意味でヤバい。
オーバーフローだとクランクが死ぬし、なんせ後始末が大変だ。
定石に従ってキャブをはずそうとしたが、まずはコックだ。
このコック新品でもお漏らしが多いのに数ある中古タンクに付いてきた中でも逸品のコック。
タンクから直接お漏らしはあってもコックからは今までは無いという頼もしいコック。
ついに終わりかと思って燃料ホースを引き抜いたがガソリンはパイプ内の分だけで流れては来なかった
一応、お師匠さんの指示に従ってチャンバーも外す。ガソリンが出てくるかと思ったが数滴の真っ黒オイルが出てきただけで中は非常に綺麗。よく燃焼してると思われるくらい煤けてなかった。
折角外したので、外のオイル付着を拭き取って、中のオイルを出してしまおうと逆さにして置いた。
このJL(Jim Lomas)ステンレスチャンバーは当たりだったようで、純正クラッチが滑ってしまうほどパワーが出ているらしい。当時は国内ではどこも販売していなくて、さすがに生産国のチェコから買えずイギリスから購入した。イギリス人はバイクが好きなこともあって細かなところでアメリカよりも品揃えが良い。発送がクソ遅いことを除けば上々だと思う。
当時でもコミコミで6~7万円だったような気がする。
JLも会社がJOLLYMOTOと合体したころから、値段が上がり現在ではステンレスチャンバーは12万くらいする。今見たらステンレスサイレンサーがラインナップから外れカーボン製に変わっていた。
それでも日本で買うより相当安いと思う。
https://www.jl-exhausts.com/
冷却水かと思って、リザーバーをみたが相変わらず冷却水の整備をしていないのがバレバレでLOWよりちょっと上。問題のないレベル。一応、オイルを交換しようと思ったがオイルが無かったので抜くだけにしておいた。抜くと何かオイルが少ない。1500ccのハズなのに800ccくらいしか出なかった。でも、6年くらい前のオイルにしては綺麗だったと思う。純正のギアオイルを発注しようとAmazonが一番安くて840円だったのに今日見たら1055円になっていた。恐るべしあっと言うまの値上がり。
残るはクラッチの張り付きくらいか、取りあえずクラッチ回りの部品だけ注文して次回の作業に回した。
後でメールを見るとお師匠さんからメールが帰ってきてクラッチではないと言う。じゃあ、何だと思うので指示通り左側を先に外して様子を見ることにする。次回がどうなるか先が見えない。
KOさんのタコメータインターフェースと薬師丸さんのタコインターフェース。
両方ピックアップから取って共通化にしようかと思ったけど、薬師丸さんはOSR-CDIを使ってるのでわざわざピックアップから取る必要はない。空いてるポートから出力すれば良いだけだからソースを確認して、同じ物を出力させれば良い。出来るかどうか知らないけど。
ただ、ソースを弄るのは気が引ける。
KOさんのピックアップイメージは既に出来ている。メータに内蔵させるしても追加基板の場所確保が必要だ。二段重ねの基板にしてシフトアップランプを内蔵させると良いのか?
また、サポートベースのモデリングが始まるので計画がシャッフルされる。
悩みどころである。出来ればお二人には正月前に渡したいところ。難しいなぁ。
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