続 燃えるCDI

燃えるCDI 電子工作
燃えるCDI

フロントーサさんの燃えたCDIの提供写真を見て、うむむむ。こ・れ・は! 目が綺麗に濁った瞬間でした。

間違った判断をした箇所(配線ヒゲがあり被覆を焼損してます)
配線ヒゲ

師匠には最初、ハンダ付け不良を起因とする接触抵抗増加による焼損の見解を伝えていましたが、寝て起きて回路を見て再度考えると何か辻褄が合わないぞ!と気が付きました。それに前よりロータセットを変えた時の師匠の一言が気になっていて、「壊れてるかもしれないけど、動くなら使おう」という一言です。
これはずっと引っかかっていたのですが、実際動いていたのでそこまで深く考えなかったのです。

改めて考えます。今回、盛大に燃えた部分、ジェネレータ(エキサイタ・コイル)部分です。ヤマハのサービスマニュアルではVLと書いてあり一部では低速コイルと表示されている部分の緑色配線が盛大に焼損してました。
回路を見ると、茶色(VM)と緑色(VL)を構成するCoil2は両方とも配線はアースに落ちてますが間にダイオードが挟まってますのでアース方向に電気は流れません。
回路図

でもダイオード回りは綺麗にハンダが溶け落ちてます。熱をもってハンダが溶け落ちています。
基板も明らかに焼損してますがトビラの写真を見る限りダイオード自体は割と綺麗です。???
燃えるCDI2

もしかしてジェネレータ部分のコイルの絶縁不良でアースに落ち、逆流。その結果、ダイオード回りが焼損?という一つの結論に達したのでした。ジェネレータコイルが絶縁不良かどうかはコイル単体を調べて確認すれば結果は分かるかと思います。後日確認します。

実はこの推測には他に前振りがあります。OSR-CDI前身のRCDIでは使われているダイオードは現在と異なり汎用性の高い1N4007(1000V・1A)でして、私のRZRでは4年間、問題無く動いています。

このダイオードの耐圧が倍のUF2010に変えた経緯というのを微かに思い出したのです。そう言えば、ダイオードの焼損事故が何度かあり、その対策で耐圧を変えたような。いつどこかまでは確認出来なかったのですが、経年劣化によるコイルの絶縁不良が増え、その対応であったと考えると一応理屈は通ります。

ゼロヨン大会の時にも前兆として不調があったようですが、その時はなんだろ?ということで見過ごされていたようです。51Lジェネレータ良品もしくはロータとセットを探さないと駄目かもしれません。

※この見解は実物(ジェネレータ)を確認していない想像上での推測です。外れてる可能性もあります。



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