PICKIT3の改造(クローン用)

パチモン 電子工作

PICKIT3とはマイクロチップ社の小型書込み機である。現行品はPICKIT4に移行しているがこれが馬鹿みたいに高い。(\8,300  秋月電子 2021.09.04現在)
当方の環境ではPICKIT4に移行する必要もなく、しばらくPICKIT3とそのパチモンで我慢しておこうと思う。PICに出会ったのは感謝してる。最近はPICやそれ以外の面白いデバイスでずっと遊んでいる
と、話はそれてしまったが、このPICKIT3は終息しているので純正品は現行では売っていない。
だがクローン(パチモノ)はまだ安価で売っているのでこれを使うと良い。軽く検索するとZIPソケット付き最安値がebayで3ドルくらい国内Amazonでも1500円程度だ

ただ、PICKIT3には癖があり、取り扱難い欠点がある。初回に内蔵してあるファームが古いため、ダウンロードして最新のものに対応させる儀式が必要かつ、多様のPICに対応するためファームを都度ダウンロードして切り替えて対応するという内容だ。理解してしまえばなんともないのだが、素人には理解が難しいのかもしれない。と言うことでPICKIT3純正 2台+パチモノ1台という仕様で遊んでいる。
複数持っているのはファーム切替に時間を取られるのが嫌で、純正は専用書き込み機として使っておりパチモノは安いため安易に改造して使っている。

PICKIT3は純正もパチモノも書き込み時、5Vが正しく供給されてないのでこれまた自身の書き込みソフトに電圧が足りないエラーが表示され書き込めないという馬鹿馬鹿しい状態になる。
純正は4.5V程度出ているのでソフト側のオプションで対応出来るがクローンはさらに部品点数をケチって作られるため改造を施さないと正常に書き込めないようだ。
PICKIT4が安価に出回るまで、補償は出来ませんが今から始める人は激安クローンを購入し改造して使うというのも良いカモしれませんね。

書込み機をわざわざ持ち出して使うのに外部電源を使うなど超面倒なことを嫌った結果、PICKIT3の出口であるVdd供給ピンに入口のUSBのVddをジャンパーを飛ばして直接繋ぐインチキ技を編み出した。これだとPICKIT3を改造するだけで単体使用が問題無く使えている。
クローンなら壊れても痛くない金額で玄人からすれば、たぶん目を剥くような安直な改造であるが、今のところ2年くらいは使えているので個人的には成功の部類であると思っている

クローンの仕様は知ってるだけで2種類以上あるので結線方法はテスター片手にご自分で配線して欲しい。説明するまでもなく、クローンの蓋を開けて基板裏に結線する場所を探すのは超容易かと思います。

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